山林買取におすすめの業者ランキング!立木・原木買取にも対応の6社を厳選
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日本の山林は約6割が私有林になっています。
親から広大な敷地を相続された若い人も多いですが、そのほとんどの人が、使い道が分からず困っています。
不要な山林を持っていても固定資産税・管理費がかかるだけで、持ち主にとっては損しかありません。
いらない山林は不動産会社へ買取に出して、早く処分・換金してもらうのが一番です。
ただ、山林は不動産の中でも特殊なタイプで、全ての不動産会社が買取対応している訳ではありません。また、「うちは田舎なので不動産会社がそもそもない」という方も多いでしょう。
今回はそんな方のために、山林買取におすすめの業者を厳選6社紹介していきます。
→山林を売る方法とは?売却の流れ・注意点から費用・税金まで解説
◎おすすめ買取業者への依頼はこちら!
幅広い山林買取に対応!おすすめ買取業者
ここからは、山林買取におすすめの6社を詳しく解説していきます。
ちなみに、今回紹介する業者はこちらです。
- タクト・エム
- 西垣林業
- モリ工業
- 寺松物流
- 大西林業
- 橋本ハウジング
ここから、1社ずつ見ていきましょう。
タクト・エム
タクト・エムは東京都中央区にある不動産会社です。
メインは山林買取や農地買取で、他にも機具や作業小屋の買取をおこなっています。
買取が出来る山林の規模は約1万坪から上限なし。全国各地の山林買取に対応しているので、気軽に相談してみましょう。
会社名 | タクト・エム株式会社 |
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本社所在地 | 東京都中央区京橋2-12-5インペリアルビル1F |
免許・登録 | 東京都知事(2)第91816号 |
西垣林業
西垣林業は奈良県桜井市、愛知県名古屋市に本社をおく業者です。
創業はなんと明治45年。老舗ならではの実績とネットワーク力が強みです。
西垣林業の強みは山林買取の他に、立木の仕入れ販売があります。
山林が他の土地と異なるのは、立木の存在です。
木材にも価値はあるので、10000㎡の山林の価値というのは10000㎡の土地(敷地)の価値+木材の価値となるのです。
木材の価値をどこまで見抜けるかが高額買取のカギになります。
その点、西垣林業は木材の扱いに長けているのでおすすめですよ!
会社名 | 西垣林業株式会社 |
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本社所在地 |
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免許・登録 | - |
モリ工業
モリ工業は鹿児島県に本社を構える不動産会社です。
山林買取の他に立木のみの買取に対応しており、残したい部分は残したまま、利益を上げることができます。
モリ工業はやみくもな伐採や、作業のやりっぱなしを禁止しているので、多くの地主が出来栄えに満足しています。
見積もり・相談は無料で依頼できるので、一度電話連絡をしてみることをおすすめします。
会社名 | モリ工業 |
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本社所在地 | 鹿児島県姶良郡湧水町幸田552 |
免許・登録 | - |
寺松物流
寺松物流は佐賀県鳥栖市に本社をおく不動産会社です。
リサイクルトータルプランナーと称しており、産業廃棄物の収集・運搬処理に幅広く対応しています。
農地・山林・原野の買取に対応しており、福岡県、佐賀県、大分県のエリアをメインに営業しています。
寺松物流の魅力は買取のスピード。条件があえば即金で処分してくれます。
他事業との合わせ技で、産廃処理を依頼しても良いかも知れません。
会社名 | 株式会社寺松物流 |
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本社所在地 | 佐賀県鳥栖市飯田町1800番地1 |
免許・登録 | - |
大西林業
大西林業は北海道に本社を置く業者です。
おもな事業内容としては、以下の4つがあります。
- 木炭・木酢液の製造販売
- 木炭・木酢液の加工製品の製造・販売
- ホダ木・薪の生産販売
- 自然体験事業の企画・運営
大西林業の伐採は皆伐(全て伐採)、択伐(選択して伐採)、間伐(劣勢の木々のみ伐採)など方法を選べるので、ニーズに合ったものを選択できます。
現在、大西林業は北海道胆振管内 室蘭・登別・白老・苫小牧エリアの立木買取にのみ対応しているので注意しましょう。
会社名 | 株式会社大西林業 |
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本社所在地 | 北海道白老郡白老町字北吉原589番地の1 |
免許・登録 | - |
橋本ハウジング
橋本ハウジングは、京都に本社を構える不動産会社です。
京都周辺や滋賀県をメインに営業しており、田舎の古家や山林の買取を積極的におこなっています。
都市部近郊の小規模な山林でも、一定以上の価格で買取してもらうことができます。
対応する地域にお住みの方は、ぜひ一度連絡してみましょう。
会社名 | 株式会社橋本ハウジング |
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本社所在地 | 京都府京都市左京区岩倉西宮田町81番地 2 シャンブル宝ヶ池 1階 |
免許・登録 | 京都府知事(8)第8777号 |
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立木買取を業者依頼する手順
前節で山林の立木買取が行える業者を6社ご紹介しました。
立木の買取は、その土地に価値がなくても、生木している樹種によって高額で買い取ってもらえます。
とはいえ、立木の買取を行うには、現地まで来てもらわなければ始まりません。
ここでは、立木買取の依頼から精算までの流れをご紹介します。
手順①業者相談
まずは、買取業者の営業に電話依頼またはメール依頼のいずれかで、立木買取の査定依頼を出します。
依頼先が田舎にあるから業者が来てくれないと、心配される方もいらっしゃいますが、現地まで専門知識を有した社員を派遣してくれます。
また業者依頼と並行して、山林の現況を問われます。
手順②現地調査
買取業者と査定日時の予約が確立したら、立木買取を実施する山林現地まで赴きます。
現地調査では、搬出経路の状況や生木の樹種、立木の直径計測・高さ測定、山林の境界線の確認などを行います。
調査だけを依頼する場合は、基本無料で行ってくれます。
手順③見積もりの作成
現地調査の結果を元に、見積もり書を作成してくれます。
見積もり書の内容は、現地調査を行ってくれた業者によって、確認要項から査定金額が異なりますので、現地調査を依頼するときは、複数の業者に依頼するのがおすすめです。
手順④契約・作業の打ち合わせ
見積もり書の内容に納得できれば、立木買取の売買契約が成立し、そのまま伐採作業の段取り調整へと進みます。
この手順で山林伐採を行うために必要な手続きや、当日の流れについて詳しく説明を受けます。
手順⑤代金支払い
契約を結び、打ち合わせを終えたら、後日業者から買取金額が全額振り込まれます。
買取金額の入金は、必ず立木伐採前に振り込まれます。
手順⑥伐採作業開始
入金手続き後、業者による伐採作業が実施されます。
必要に応じて、搬出用の索道や作業道路を作成してから作業に入ります。
また伐採が行われる前までに、伐採及び伐採後の造林の届出が義務化されています。
必ず作業当日までに提出を済ませておきましょう。
立木の買取価格が高騰・低落する5つの要素
立木の買取価格は、立木の本数や樹種、木の状態だけでなく、山林の環境や搬出経路、納品先、市場の動き、経済環境などあらゆる要素を考慮して金額が決定します。
その中でも立木価格が高騰したり、低落する5つの要素をご紹介します。
要素①伐採する木の種類
立木の価格は、樹種によって金額が変動しますが、その変動には丸太にした時の状態も絡んでいます。
立木を丸太の状態にして、製材加工を施し、材木にしてからは様々な用途で使用されます。
代表的な樹種として、針葉樹と広葉樹の2つに分類されます。
針葉樹は主に、住宅建材やパレット素材など土木建築仮設資材として使用されます。
一方、広葉樹はフローリング材や樽、木管楽器、家具などの部材に使用されています。
要素②木の状態・価格相場
伐採した立木が曲がっていたり、太さがない、枝・節の有無、腐朽など木の状態評価によって価格は変動します。
例えば、飲食店などで見かける大型のテーブルに加工する場合は、太い大径木が必要です。
またフローリングなど部材加工として使用する場合は、木の大きさは影響しませんが、節がないもの、あるいは少ないものの方が評価されます。
現在国内で加工された木材は、海外にも輸出しています。
木材の相場料金は、木の状態に加えて為替や政治経済情勢の影響を受けて価格が前後変動します。
要素③搬出経路の状態(林道の状態)
伐採作業を行う重機の移動や、伐採した木の搬出を行うために通る林道の状態も買取価格に影響を及ぼします。
林道は、山林奥地に行くための道として活用されますが、伐採した木を運ぶために搬出道路として重要な任を担っています。
林道の状態が良ければ、スムーズな搬出が行えますが、丸太を積載したトラックが通行できない林道は、その都度整備が必要になります。
林道整備を実施する場合は、近隣住人への騒音対策や通行配慮、公共道路への作業認可など多種多様な対策と行政手続きを組まなければなりません。
要素④隣地境界線が明確化されていること
山林にも住宅地同様に、境界線があります。
境界線が明確化されていない状態で伐採作業を行うと、他人の所有地に侵入して財産を誤って伐採する事故に繋がります。
もしこのような事故を起こせば、後程土地の所有者から訴訟され、高額な賠償金を請求されます。
境界線の測量は、山林面積に応じて料金が数十万円かかります。
要素⑤地形・地盤の状態
伐採作業を行う山林の地形が、伐採に適していたり、搬出がスムーズに行える形状であれば、業者評価が高いです。
山林の地形や地盤状態は、崖の上や泥炭地、水路、岩盤や土砂崩れ発生地など様々です。
立木買取を行う際は、所有している山林の地形からどの範囲まで伐採できるかを専門業者に相談してから実施しましょう。
山林を買取に出す時の注意点
山林を買取に出せば、常に満足いく結果になるわけではありません。
山林買取にはいくつかの注意点があり、ポイントをおさえておかないと、山林を手放した後に後悔することになります。
ここからは、4つの注意点を解説していきます。
市場が成熟しておらず買取価格に差がでる
賃貸を借りたことのある方は分かるでしょうが、都市部の賃貸マンションには家賃の相場というものがあります。
例えば、渋谷区の1Kマンションの相場は12~13万円と決まっていますが、この相場は多数の賃貸マンションがあり、借りる人のステータスもだいたい同じなところから、自然に市場の中で形成されたものです。
一方で山林は取引自体が少ないので、市場が成熟されていません。
そのため、買取に出すタイミングや依頼する業者次第で、価格が大きく変化する可能性があります。
損しないためには必ず複数社の業者に買取価格を査定してもらい、比較するようにしましょう。
本来の価値と大きな価格差が出ることもある
山林は非常に大きく、人が入りにくいこともあるので、面積を実績するのは困難です。
測量の難しい山林は、実際に測量した面積(実測面積)ではなく登記簿上の面積(公募面積)を使って計算しますが、公募面積が実測面積とかけ離れているケースもあるので注意しましょう。
都市部へのアクセスと山林相場は比例する傾向
山林の良さを考えると、”都市部から外れたところにある自然”ということも出来ます。
しかし、山林価格も他の土地と同じく、都市部へのアクセスが良いほど高く、田舎になるほど低くなります。
山林がだいたいいくらになるかの予測は、まずは都市部からのアクセスをイメージすると良いでしょう。
買い取った後の山林の扱いも注視したい
現在、山林を含む日本の広大な敷地を外国資本に買い占められて、問題になっています。
農林水産省の調べによれば、2016年に買収された国内の森林は200ヘクタール以上に上り、そのほとんどがシンガポールやマレーシアなどの華僑によるものと言われています。
飛行場周辺や水源地、鉱泉地を狙って買い占め、今後のビジネスチャンスに生かそうという魂胆ですが、日本の貴重な社会インフラが外国人に買い占められるのは将来的に大きなリスクがあります。
また、森林を伐採してゴルフ場などの大規模リゾート地化を強行する外国人投資家も少なくありません。
山林買取はあくまで相手は不動産会社であり、その業者が誰に引き渡す(再販)かを知る必要はありません。
ただ、田舎の人はこの事情を知らず、「○○さんが先祖代々の山林を外国人に売った」なんて噂をするケースも多いです。
買い取ってもらった山林の行方にも少しは意識を向けたいものです。
山林の買取査定額は一括査定サイトで比較しよう
山林の取引市場は成熟していないため、業者によって査定額にズレが起こりがちです。
良い業者を見つけるには複数社に査定を依頼して比較するのが一番ですが、この作業をスムーズにできるサービスが一括査定サイトです。
山林の簡単な情報を入力・送信すれば、1000社以上の優良業者の中から自分に合った業者をピックアップし、一括査定依頼ができます。
大手の査定サイトは登録時に厳正な審査をおこなっているので、悪徳業者につかまる心配もありません。
利用料が無料なので、まだ買取を検討中の方、好奇心で価格を知りたい方も気軽に使っているサービスです。
一括査定サイトの詳しいサービス内容はこちらにまとめています。ぜひご覧ください!
山林の買取のポイントをおさらい
山林の買取業者はどこがおすすめ?
日本全国には様々な山林買取業者が存在していますが、その中でも特に信頼と実績を誇る6社をピックアップしました。
東京都の「タクト・エム」は1万坪からの大規模な買取が魅力。
奈良や愛知に拠点を持つ老舗「西垣林業」は、立木の仕入れ販売も得意としています。
鹿児島県の「モリ工業」は、伐採後の状態にこだわる地主からの信頼が厚い。
佐賀県の「寺松物流」は迅速な買取を強みにしており、北海道の「大西林業」は伐採方法の選択が豊富。
そして、京都と滋賀で活動する「橋本ハウジング」は、小規模な山林の買取も得意としています。
これらの業者はそれぞれ異なる特徴と強みを持っているので、ご自身のニーズに合わせて最適な業者を選ぶことが大切です。
山林買取の成功のポイントは?
山林の買取価格は、立木の種類や状態、山の地形や林道の状態、地域の境界線の明確さなど、多くの要素で変動します。
特に、市場がまだ成熟していないため、取引価格に大きな差が出ることも。
成功のポイントは、複数の業者に査定してもらい、価格を比較すること。
さらに、登記面積と実測面積の差異にも注意し、都市部へのアクセスやその後の山林の使われ方にも目を向けることが大切です。
外国人投資家による買取が進む中、地域社会や環境への影響も考慮する必要があります。